公社の賃貸住宅管理業務は、「技術系」と「事務系」の職員に分かれます。技術系の職員は、日常的に工事や修繕手配を担い、一定レベルのメンテナンスの知識を備えています。一方、事務系の職員は入居者からの電話一次対応や予算執行管理を行うものの、メンテナンスの知識は不足している傾向にあり、知識不足は日頃から課題に感じていました。そんな中、賃貸住宅メンテナンス主任者が初学者の教育に有効であると社内で話題になりました。当時、神戸市の方針を受けて社内の組織再編が行われた直後で、丁度、人材育成に力を入れている時期でした。その流れもあり受験料は公社負担で、私たちを含む25名が受験する運びとなりました。内訳は事務系が80%、技術系が20%と、事務系だけではなく技術系の職員も受験しました。